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2012年04月26日

【物流】東冷倉・関東冷倉 東京電力に電気料金値上げに対する要望書提出

平成24(2012)年4月18日、東京冷蔵倉庫協会(東冷倉)と関東冷蔵倉庫協議会(関東冷倉)は、東京電力に対し、電気料金値上げに対する第2回要望書を提出した。

冷蔵倉庫業界にとって一連の電力供給問題は深刻な問題で、電気料金の値上げは即、事業存続に多大な影響が出ることから、同年2月9日に要望書を提出したが、納得のいく回答が得られなかったため、2回目の要望書提出となった。

具体的要望内容は以下のとおり。

(1)冷蔵倉庫業界は、適正な温度管理による食品の品質・鮮度保持の機能を通じ、食の安全・安心の確保と安定供給により国民の食生活の充実・向上に資するという公益性の高い役割と責任を果たしている。その特性から、電気エネルギーへの依存度が非常に高く、質の高い電力受給が生命線となっている。

(2)今回の電気料金の値上げ分を保管料等の価格に転嫁せざるを得ず、食品のサプライチェーンの一核を担う冷蔵倉庫料金の値上げは、食品そのものの価格アップに繋がり、その結果、冷蔵倉庫業界が果たすべき社会的使命・責任を著しく損なうとともに、国民生活に多大な影響を及ぼす。

(3)今回の冷蔵倉庫業界に対する電気料金の値上げについて、改めて総括原価方式による見直しが行われるまで一切値上げには応じない。一般家庭向けの電気料金の値上げ確定後、個別事業主との現行契約(ピークカット契約、時間帯別契約等)をベースに契約更新のための準備期間を設け、それまでは現行の契約内容のまま電力供給を継続していただく。


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投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者