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2012年04月16日

【アジア】日立製作所、伊藤忠商事など インドで海水淡水化プロジェクトの共同開発契約を締結

日立製作所、伊藤忠商事および、Hyflux Ltd.(Executive Chairman & Group CEO:Olivia Lum 以下:Hyflux)によって構成されるコンソーシアムは、インド共和国・グジャラート州ダヘジ経済特別区における、海水淡水化プロジェクトによる水供給事業の実施に関する共同開発契約(Co−Developer−Agreement 以下:CDA)を、インド・ダヘジ経済特別区管理会社(Dahej SEZ Ltd. 以下:DSL)との間で締結した。今後コンソーシアムは、同プロジェクトの実現に向けて引き続き協議を行う。

同プロジェクトは、グジャラート州ダヘジの臨海工業地域に入居する企業への工業用水供給を、海水淡水化により行うことで、工業用水供給不足を解決するプロジェクトです。また、日本政府とインド政府が共同で進めている、デリー・ムンバイ間約1,500kmの間に民間資本を活用しながら工業団地などを整備する「デリー・ムンバイ間産業大動脈構想(Delhi−Mumbai Industrial Corridor Project:DMIC Project)」の一環となるもの。これまでコンソーシアムは、2009年12月の日印首脳会議での政府間合意を受け、省エネ・低炭素型のスマートコミュニティ構築を目的として進められている経済産業省の「平成22年度インフラ・システム輸出促進調査等委託事業(グローバル市場におけるスマートコミュニティ等の事業可能性調査)」の下、事業化の検討を進めてきた。

今回結んだ共同開発契約(CDA)の主な内容は、ダヘジに建設されDSLが管轄する経済特別区内の工業団地に対し、コンソーシアムが工業用水を供給できる権利を得るというもの。今後、コンソーシアムは、水売買契約、融資契約(Finance Close:ファイナンス・クローズ)に関する協議を行う。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア