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2012年03月30日

【流通】富士通研究所 付箋紙を用いたブレーンストーミングの電子化を支援する技術を開発

富士通研究所は、付箋紙を用いたブレーンストーミング結果の電子化をデジタルペンを活用して支援する技術を開発した。現在、付箋紙を用いたブレーンストーミングは業務分析やアイデア創出などで重要な手段となっており、たとえば、企業や団体などで、コンセプト作りや意見交換を求める方法として多く用いられている。これまで、ブレーンストーミング結果の付箋紙の配置や内容を電子化して記録・保存するためには、付箋紙群を撮影した画像をもとに付箋紙の位置や内容を人が手で入力する必要があり、多大な工数がかかっていた。

今回、デジタルペンの活用と富士通研究所独自の画像処理技術を組み合せることで、付箋紙群を撮影した画像から個々の付箋紙の位置と内容の電子化を支援する技術を開発した。本技術により、ブレーンストーミングの後日の振り返りや検索・利活用が容易になり、これまでの人手による作業工数を80%以上削減することに成功した。

富士通研究所では、同技術をグループワークに新しい価値を与える技術として成長させて、富士通のフィールド・イノベーション活動を支援するツールとして展開していくとともに、2013年度の実用化を目指し、実証実験を踏まえてさまざまな利用シーンへの適用を検討しいていく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通