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2011年11月08日

【流通】NEC サプライチェーンにおける物流過程の見える化を支援するクラウドサービス販売

NECは、サプライチェーンの物流過程において、輸送中貨物の現在ステータス(位置や在庫情報)を効率的に確認できるクラウドサービス「NeoSarf/Logistics(ネオサーフ/ロジスティクス)」を2011年11月から販売開始する。サービスの提供開始時期は、2012年1月の予定。

現在、サプライチェーンの物流過程における貨物の管理番号は、荷主による「発注番号」、運送業者による「送り状番号」、輸出入が発生する場合の「INVOICE番号」、「B/L(船荷証券)番号」など、介在する事業者ごとに異なる管理番号を付与し、個別に管理されている。そのため、貨物の位置を把握する場合、介在する事業者に個別に確認をするか、全体を把握するためのシステムをサプライチェーン内の特定事業者が新たに構築する必要があり、時間・手間・コストを要している。

NECの「NeoSarf/Logistics」は、各事業者で扱う貨物の管理番号をクラウド上で相互に紐付ける仕組みを持ち、どの事業者の管理番号で検索しても、輸送中貨物の現在位置が把握できる。商品明細やロット情報も管理できるため、輸送過程のどこに何がどれだけあるのか、さらに、これらの輸送中貨物ステータス情報を使って、何がいつどれだけ届くのか、という着荷側視点での輸送中在庫情報の把握も可能。これにより、サプライチェーンにおける物流過程のよりきめ細かな管理が実現する。NECは同サービスを大手〜中堅の事業者を中心に拡販し、3年間で国内外で約300の契約を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通