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2011年10月27日

【知識】日本HPとみずほ情報総研 テスト支援ソフトウェア分野で協業開始

日本ヒューレット・パッカード(日本HP)と、みずほ情報総研は、テスト支援ソフトウェア分野で協業を開始する。当協業に伴い、両社間で、リセラー契約およびHPソフトウェアの一次サポート窓口を担うSVI契約も締結、日本HPが保有するテストツールと、みずほ情報総研が培ってきたミッションクリティカルシステムにおけるテストプロセス改善ノウハウを組み合わせた「テスト自動化・最適化ソリューション」の提供を開始する。

昨今、金融業を中心に、ビジネス継続性やセキュリティ対策の観点から、システム開発に対する品質要求が厳しく、テスト工程の重要性がさらに高まっている。一方で、システム開発の約50%がテスト工数で占められるといわれる中、多くの企業において、未だに人手によるテスト作業が行われており、テスト工程に多大な工数とコストを費やしている。そこで、従来のテスト工程を改善し、テスト作業の自動化・最適化に向けて、テストツールを活用するニーズが高まっている。

日本HPでは、幅広いテストツールをラインアップしており、グローバル市場で多くの実績をもっている。当協業にともない、みずほ情報総研とテストツールに関するリセラー契約を締結し、「テスト自動化・最適化ソリューション」の構成製品として、要件管理と品質管理の統合ソリューション「HP QualityCenter(以下:HP QC)」、ソースコード解析ツール「HP Fortify」、性能・負荷テストツール「HP LoadRunner」、機能テスト自動化ツール「HP QuickTest Professional(以下:HP QTP)」の4製品を使用する。

みずほ情報総研では、すでに2003年から「HP LoadRunner」を全社で利用しており、また2010年には「HP QTP」をみずほグループ内で利用するなど、日本HPのテストツールについて豊富な経験と実績を蓄積している。今回のリセラー契約により、新たに「HP QC」と「HP Fortify」の取り扱いを開始し、同社がみずほグループの金融機関で培ったテストプロセス改善ノウハウと、日本HPのテストツールを融合した「テスト自動化・最適化ソリューション」を提供する。また、リセラー契約とあわせて、HPソフトウェアの一次サポート窓口を担うSVI契約も締結し、テストツールの販売から導入支援、教育、保守サポートまでをワンストップサービスで提供する。

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※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識