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2011年10月27日

【流通】アットテーブル 冷蔵庫の食材から献立を提案する「チラシdeレシピ(TM)」を開発

大日本印刷(DNP)の子会社で、食品スーパーの販売促進活動を支援するアットテーブルは、生活者が入力した“自宅にある食材”から、今夜の献立を提案し、それに必要な食材と、スーパーのチラシ情報を組み合わせて提供する販促支援システム『チラシdeレシピ(TM)』を開発した。

アットテーブルが2010年10月に実施した「全国主婦1万2千人アンケート」に」よると、主婦の約6割が「日々の食事の献立を考えるのが面倒」と感じている。また、「使い残した食材」「常備している食材」「まとめ買いした食材」などの“家庭内在庫”をもとに、レシピを紹介するウェブサイトや雑誌などを参考に献立を決めていることが分かった。

一方、食品スーパーは、折込チラシに特売情報だけでなく、お薦め献立や旬の食材などの情報も掲載して集客の向上に努めている。しかし、デジタルメディアの普及に伴い、若い世代の新聞購読率が低下するなど、折込チラシを見て献立を決める生活者が1割程度に減少しており、食品スーパー各社はこうした実態に即した販売促進の必要性に迫られている。

これら課題に対してアットテーブルは、スマートフォンを使用して、今日の献立情報を提案するサービスを提供するとともに、使用する食材のチラシ情報を組み合わせて提供する販促支援システム『チラシdeレシピ』を開発した。

アットテーブルは『チラシdeレシピ(TM)』の使い勝手や集客効果の検証などを目的として、北海道で食品スーパーなど32店舗を運営する北雄ラッキーと共同で実証実験を行う。今回、『チラシdeレシピ(TM)』を北雄ラッキー専用のスマートフォン用アプリ「e−Cook Luck」として提供し、2011年10月21日〜12月27日の約2ヶ月間、札幌市近郊の20店舗で実証実験を実施する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通