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2011年09月09日

【流通】太陽工業 腰掛けベンチが避難用「箱ぶね」に早変わりする「ベンチフローター・ノア」を開発・販売

太陽工業は、水害発生時に人や荷物を載せて水没の危険から守る、緊急避難対応『ベンチフローター・ノア』の開発に成功し、販売を開始した。『ベンチフローター・ノア』は、水害対策用に開発された製品で、3人掛けの休憩用ベンチが瞬時に「箱ぶね」へと変形、床上浸水や道路の冠水が生じた場合でも、人や重要書類、電化製品などを載せて水面を浮遊して、大切な生命や財産を守る。

「箱ぶね」としての最大の特長は、厚さ30mmの硬質発泡ポリスチレン(発泡スチロール)によって150kgの重さに耐える剛性と浮力を備えている点にある。また、優れた防水性を確保するため、大型テントにも使用されるPVCコーティングポリエステル繊維膜材で全体をカバー、生地同士の接合も大型テントの加工に用いられる溶着技術の採用で、水の浸入をシャットアウトしている。

「箱ぶね」両側面にあるスタビライザーを展開することにより、人や荷物を積んだ際の安定性の向上も実現している。さらに「箱ぶね」上部にクッション敷きのフタを乗せれば、収納機能も併せ持った3人掛けのベンチになる。災害時のみ使用される従来の防災備品とは大きく異なり、平常時の場合でも有効利用できる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 08:40| 流通