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2011年09月09日

【物流】物流連 前田国交大臣就任で談話発表

日本物流団体連合会(物流連)の伊藤会長は、野田新内閣の発足に伴い、前田国土交通大臣が新しく就任したことを受け、『前田国土交通大臣への期待』と題する会長談話を発表した。

談話の中で伊藤会長は、「経験豊富で国土交通行政にも明るい大臣が誕生したことを大いに歓迎している。新大臣には強いリーダーシップのもと、国土交通省所管の中でも極めて重要な位置を占める『物流』の分野に係る諸課題の解決に向け、全力を傾注して取り組んでいただきたい」と課題解決への期待を込めた。その上で、取り組むべき重要課題として「物流事業を安定的に営むことのできる経済環境の早期実現」「大震災からの物流部門の復旧・復興」などを下記の4項目を指摘した。

【取り組むべき重要課題】
1. 物流事業を安定的に営むことのできる経済環境の早期実現
   (1) 一刻も早い震災直前への国内経済やエネルギー需給の回復
   (2) 経済諸要件の安定化、為替や株式市場の変動リスクの軽減

2. 大震災からの物流部門の復旧・復興
   (1) 物流インフラの耐震化、輸送ネットワークの多重化など、物流の質的改善による
   「災害に強い社会づくり」の構築
   (2) 被災した物流事業者や関係施設等への支援

3. 物流が社会に果たしている役割の認識と物流ネットワークの強化
     「物流は社会にとって必要不可欠であり、ライフラインの一部である。」
      との認識のもと、物流ネットワークの強化に関する国の積極的な関与

4. 総合的な交通体系の構築
   (1) 陸・海・空、バランスのとれた輸送ネットワークの構築
   (2) 少子高齢化社会を迎え、迫りくるトラックドライバー不足等、
    労働力不足問題への国をあげた対応
   (3) モーダルシフトなど、地球環境問題やCO2削減への取り組みに対する支援の拡充


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投稿者:gotsuat 08:45| 行政関連