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2011年08月04日

【流通】富士電機 梱包された食品を連続的に測定可能な「食品放射能測定システム」発売

富士電機は、生産地からの集配・配送を行う食流通分野向けに、連続的に放射能を測定することができる『食品放射能測定システム』を発売する。

「食」に対する安全性への関心が高まる中で、大量の食品を確実に検査できる放射能量測定装置が求められている。現在、食品の放射能量測定は、対象となる食物の細部まで切り取り、サーベイメータで内部の放射能量を測定する前処理が必要なため、測定には多大な労力と時間がかかっている。また、抜き取り検査が一般的なため、全数の放射線量測定は、行われていない。

今回発売する『食品放射能測定システム』は、高感度ガンマ線検出器を採用し、食品をダンボールなどの梱包状態のまま、ベルトコンベアに載せ、連続的かつ簡単に測定することができる。放射性よう素及びセシウムについてもサーベイメータなどの検査方法に比べ、約12秒と短時間で設定した基準値以下であるか判別する。『食品放射能測定システム』は、農作物の集配や配送など大量の食品を取り扱う分野に適しており、生産地の集配所や配送センターなどに販売する予定です。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通