2011年07月25日
【環境】国際海事機関 国際海運における世界初のCO2排出規制を導入
国際海運におけるCO2排出規制を世界で初めて導入するための海洋汚染防止条約の一部改正案が、国際海事機関第62回海洋環境保護委員会にて採択された。
国際海運におけるCO2排出量は、2007年で約8.7億トン（世界全体の排出量の約3%）であるが、発展途上国の海上貿易量増加に伴い、将来的に大幅な増加が予想される。また、国境を越えて活動する国際海運は京都議定書の対象外であり、これまで温暖化対策が講じられていなかったため、CO2排出規制における国際的な枠組みの確立が急務となっていた。
今回導入される規制により、船舶の燃費性能の向上と省エネ運行計画の作成による運行効率の向上に取り組むことで、何も対策を講じない場合に比べ、2030年には約20%、2050年には約35%のCO2排出量削減が期待される。
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投稿者：gotsuat 09:50| 環境配慮型輸送用機器導入【取り組み内容別】
