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2011年06月24日

【知識】出光興産と国際石油開発帝石 地熱開発に向け共同調査実施

出光興産と国際石油開発帝石は、北海道阿女鱒岳(アメマスダケ)地域、秋田県小安(オヤス)地域で、再生可能エネルギーである地熱発電の共同調査を行うことに合意した。

2011年度の共同調査は、地質調査、重力探査および電磁探査を含む地表調査を予定している。阿女鱒岳地域および小安地域は、新エネルギー・産業技術総合開発機構により地熱開発促進調査が実施されており、地熱発電が可能な200℃以上の地下温度が確認されている。両社は、この二つの地域にて共同調査を行い、これらの地域が有望であると確認された場合、さらなる調査を進めることで事業化の可能性を探る。

出光興産は、オイルショック後の1978年から石油代替エネルギーとして地熱に着目し、子会社である出光大分地熱が1996年から九州電力滝上発電所向けに出力27,500kw相当の地熱蒸気を安定して供給している。

国際石油開発帝石は、世界26ヶ国70以上の石油・天然ガス探鉱・開発プロジェクトを展開している。また、成長戦略の一つとして多様なエネルギーを開発・供給する企業への成長を追求している。また、地下資源の探査や坑井の掘削などの作業には、国際石油開発帝石のコア事業である石油・天然ガスの探鉱・開発等のノウハウが応用されることから、共同調査を契機に新たな事業展開の可能性を追求する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識