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2011年05月31日

【物流】第15回 国際バルク戦略港湾検討委員会の議事概要

国土交通省(国交省)が、平成23(2011)年5月26日に開催した第15回 国際バルク戦略港湾検討委員会の議事概要を公表した。

今回は、東日本大震災に伴う応募港湾等の被災状況や物流への影響について事務局からの説明をもとに意見交換を実施。各応募港湾の提案に対する委員の最終的な評価についての議論を行い、国際バルク戦略港湾の選定に向けた最終的な評価の取りまとめが行われた。

同委員会では、国際バルク戦略港湾で提案されている連携については、東日本大震災を受け、穀物等の輸入バルク貨物についても、他地域から被災地に内航フィーダー輸送(※)が行われたり、企業間の連携が行われたりするなど、一部先取りして実現しつつある、などの意見が挙がった。

また、国際バルク戦略港湾選定後の取り組みについては、選定港湾には3ヶ月を目途に「国際バルク戦略港湾育成プログラム」を作成してもらうが、選定港湾が被災港の場合、作成スケジュールに配慮する必要があるのではないか、などの議論がなされた。

今後は、同委員会での評価のとりまとめを踏まえ、政務三役において議論を行い、国際バルク戦略港湾を選定する方針。

※ 内航フィーダー輸送
国内のハブ港とローカル港を結ぶ外貿コンテナの国内2次輸送。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連