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2011年05月31日

【流通】文化シャッター 電源・バッテリーが不要な防火シャッター用障害物感知システム発売

文化シャッターは、火災時に熱や煙を感知して防火区画を形成する防火シャッター用の障害物感知システムとして、業界初となる電源とバッテリーを不要にした省電力タイプの「機械式危害防止装置『エコセーフ』」を、2011年6月1日に発売する。

防火シャッターは、火災時に熱や煙を感知して自動で降下し、延焼防止や避難経路を確保する機能を有したシャッターで、建築基準法により設置が義務づけられている。この防火シャッターには、自動降下中にシャッター下端部の座板が人や物を感知すると一旦停止し、取り除かれてから再降下する障害物感知システム「危害防止機構」の設置が、2005年の建築基準法改正によって義務づけられた。

今回発売する機械式危害防止装置「エコセーフ」は、自動降下中の防火シャッターの制御を、これまでの電気制御方式から、当社独自の”機械制御方式”にしたことで、電源供給や非常用バッテリーの搭載及び定期交換を不要にした。また、停電時にシャッターが自動降下した場合でも、バッテリーの劣化や充電不足の心配がなく、確実に人や物を感知して停止する安全性がさらに向上した。

文化シャッターはこれまで、防火シャッターの障害物感知システムとして電気制御方式の「コードリール式危害防止装置」を採用してきたが、従来タイプは自動降下中のシャッターを制御するための連動中継器を設置する必要があり、連動中継器には外部からの電源供給と併せて、停電時に対応する非常用のバッテリーを搭載する必要があった。これに対して「エコセーフ」は、連動中継器を設置する必要がないことから、従来の電気制御方式に比べて1台につき年間で約18kgのCO2を削減することができ、待機電力を消費しない。また、電源供給のための配管配線工事や定期的に必要なバッテリー交換が必要なくなる。さらに、バッテリー交換に伴う廃棄物も削減でき ”エコロジー”な障害物感知システムといえる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通