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2011年05月19日

【物流】貨物鉄道輸送の復旧状況について(平成23年5月16日14時半現在)

国土交通省鉄道局が「貨物鉄道輸送の復旧状況(平成23(2011)年5月16日14時半現在)」を公表した。

これによると、不通となっていた東北線は4月21日に全線で復旧し、41日ぶりに運転を再開している。同じく不通となっていた常磐線は、東京方面〜土浦間で運行しているが、福島第一原子力発電所事故の影響に伴い、全線復旧には至っていない。

東日本大震災から2ヶ月が経過し、貨物鉄道輸送の復旧が着々と進んでいる一方、八戸臨海鉄道、岩手開発鉄道、JR貨物(石巻港線)、仙台臨海鉄道、福島臨海鉄道(宮下〜小名浜)、鹿島臨海鉄道(神栖〜奥野谷浜)では、いまだに運行再開の目処が立っていない。このため、不通区間においてはトラック代行輸送を実施している。

 今後、運行再開が予定されているのは、6月1日に福島臨海鉄道(泉〜宮下間)、5月25日に鹿島臨海鉄道(鹿島サッカースタジアム〜神栖間)となっている。

なお、国交省が公表している「交通関係の復旧状況(平成23(2011)年5月17日10時現在)」によると貨物鉄道以外の道路、空港、港湾の復旧状況は以下の通りとなっている。

【道路】
<高速道路>
東北自動車道、常盤自動車道は災害対策利用・一般利用共に100%。
(但し、原発警戒区域16.4qを除く)

<直轄国道>
国道4号(岩手・宮城・福島県内)、国道6号(宮城・福島県内)は同100%
国道45号(岩手・宮城県内)は同99%
(但し、原発警戒区域42.6qを除く)

【空港】
東北地方及び茨城、羽田・成田・新潟空港など13空港は同100%

【港湾】
八戸港〜鹿島港(地方港湾を含む21港)は、被災港湾の暫定利用可能岸壁数(※)の復旧
率は同38%

※ 暫定利用可能岸壁数・・・水深−4.5メートル以上の公共岸壁

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連