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2011年05月16日

【知識】クレオマーケティングとディーバ 会計システムのIFRS対応ソリューションで協業

クレオマーケティングとディーバは、会計システムのIFRS対応ソリューションで協業する。両社は、クレオマーケティングが提供する個別会計システム『ZeeM 会計』と、ディーバが提供する連結会計システム『DivaSystem』を統合した、IFRS対応のトータルソリューションを提供する。

IFRS対応において、企業には、資産除去債務の対応、マネジメントアプローチへの対応、過年度遡及対応などのコンバージェンス(収れん)対応や、複数帳簿対応、財務諸表対応、期ずれへの対応、固定資産・リース資産への対応などのアドプション(全面採用)対応が求められている。これらの対応を実現する方式として、大きくは「グループ会社分散対応方式」と「親会社集中対応方式」が挙げられる。各グループ会社がIFRS対応を行う「グループ会社分散対応方式」は、親会社とグループ会社を通してIFRSに基づく統一基準による指標管理が可能となる、親会社での会計情報の組み替えが不要となるなどの利点がある一方、グループ会社にIFRSの知識を備えた人材が必要、システム対応が相対的に多いなどの課題がある。また、親会社で集中的にIFRS対応を行う「親会社集中対応方式」は、システム対応が相対的に少ない一方、指標管理においてグループ会社との間に認識差異が発生する、親会社にIFRS対応専門組織が必要、不統一の会計情報を親会社で組み替える必要があるなどのデメリットがある。「グループ会社分散対応方式」と「親会社集中対応方式」によって、業務プロセス、および個別会計システム、連結会計システムに求められる要件は異なる。方式を検討する過程、ならびに方式決定後の具体的なシステム検討の段階において、個別会計システム、連結会計システムを横断した検討が欠かせない。

クレオマーケティングとディーバは、それぞれ、個別会計システム、連結会計システムの分野において、国産ベンダーとして初めにIFRS対応の明確な製品ロードマップを発表した。両社が保有するIFRSに関する知識とノウハウを融合させるとともに、クレオマーケティングが提供する個別会計システム『ZeeM 会計』と、ディーバが提供する連結会計システム『DivaSystem』を統合した最適なソリューションを提供する。

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※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識