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2011年05月16日

【アジア】中部電力 タイ国・工業団地内コジェネレーション事業へ参画

中部電力は、タイで小規模コジェネレーション事業に参画する。同事業の持株会社であるTACエナジー社に出資(47.6%)した。

同事業は、タイ国のラッカバン工業団地の1地点(バンコク東約30km)、バンプー工業団地の2地点(バンコク南東約30km)の計3地点において、小規模コジェネレーションを建設・運営するもので、SPPプログラム(※)に基づき、タイ発送電公社(以下:EGAT)と25年間の電力売買契約を締結し、電力を卸販売するとともに、工業団地内のユーザーに電力と蒸気を直接販売する。具体的には、全出力(1地点につき約11万kW)の80%程度を長期安定的にEGATに売電し、残りの20%程度を工業団地内のユーザーに電力・蒸気として販売する。

中部電力が海外のコジェネレーション事業に参画するのは初めて。今後、EGATと運転開始時期について協議を行い、他の出資者とともに開発を進める。

※ SPPプログラム(Small Power Producersプログラム)

発電効率等の一定の条件を満たしている小規模コジェネレーション事業を対象に、EGATが優遇価格にて電力購入を長期保証する制度

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※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア