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2011年02月03日

【流通】ユーフィット 自治体向け滞納整理サービス「T−fit 滞納整理」を提供開始

ITホールディングスグループのユーフィットは、税や介護保険料等の徴収活動を支援する、自治体向けソリューション「T−fit 滞納整理」を2011年4月から提供する。同ソリューションは、カスタマイズ対応が可能なパッケージ型に加え、LGWAN(※)を用いたクラウド型によるサービスも提供する。 なお、「T−fit滞納整理」のパッケージ型の第一号ユーザとして、愛知県蒲郡市が決定しており、2011年4月から本稼働の予定。

全国の自治体では長引く不況から、税収が減少傾向にあり、かつ滞納者も増加しており、自治体の財源に深刻な影響を与えているとされている。特に滞納事案の増加は、大きな問題となっているが、各自治体では職員の増員が困難なため、職員一人当たりの抱える事案件数が増加し、滞納事案の進捗管理の停滞に繋がっている。そのため、多くの自治体では、滞納整理システムを導入・活用し作業の標準化を図ることで、職員の進捗管理負担を軽減し、収納率・業務効率を向上したいというニーズが高まっている。

ユーフィットは愛知県税システムの構築・運用を受託しており、そのノウハウを活かして、税のシステム「T−fit シリーズ」を開発し、そのシリーズ第一弾として、「T−fit 滞納整理」を提供する事となった。「T−fit滞納整理」は、同社の県税徴収業務ノウハウと、今回、愛知県蒲郡市の協力により修得した市税徴収業務のノウハウを合わせた、県税から市町村税までの業務に対応したサービスです。当サービスは、自治体の効率的な徴収活動の実現を支援する。

「T−fit 滞納整理」は滞納情報の登録から納税義務消滅までの全ての滞納整理事務をカバーする。特長は以下のとおり。

1 滞納整理の情報管理や、各種文書の作成で業務効率向上を支援
「T−fit 滞納整理」は、滞納情報の管理・照会、納付書や各種照会文書の作成、延滞金シミュレーション、各種統計帳票の作成といった機能を有しており、自治体の業務効率向上を支援する。

2 パッケージ型とクラウド型の2種類の形態で提供
都道府県や政令指定都市・中核市といった大規模自治体向けの、カスタマイズ可能なパッケージ型と、市町村等の中小規模自治体向けに、オープンソースで開発し、ノンカスタマイズで安価にサービスを利用できるクラウド型の2種類のサービス形態で提供する

3 安全性の高いLGWANを使用したクラウド型サービス
クラウド型のネットワークには、自治体と認可を受けた企業のみが接続可能なLGWANを利用しているため、自治体は安心して利用できる。また、専用のハードウェアを用意する必要はなく、自治体が既に有するLGWAN環境を利用するため、初期投資の抑制も可能。さらに、導入も短期間に行え、保守・運用面でもパッケージ型のシステムと比べ、職員の負担も軽減できる。

※ LGWAN
Local Government Wide Aria Network「総合行政ネットワーク」の略称
都道府県・市区町村などの地方公共団体が相互に接続する行政専用のネットワーク

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通