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2010年12月14日

【流通】駅近貸し菜園の利用で、アフリカの学校に菜園を設立するプロジェクト開始

日本発、世界の食料問題の解決に取り組むNPO TABLE FOR TWO International(以下:TFT)と都市型貸し菜園『まちなか菜園』を運営する東邦レオは、生活に身近な駅近の貸し菜園で野菜づくりと収穫を楽しむことが、アフリカの貧困地域の学校に菜園を設立し野菜づくりの知識の提供と飢餓対策に繋がる日本初の寄付連動菜園プログラム『FARM FOR TWO』を2011年1月17日より開始する。

TFTは、先進国の生活習慣病などの飽食の問題と開発途上国の飢餓問題の同時解決を目指す日本発の社会貢献運動を行っている。日本でカロリーを通常より抑えたTFTブランドのヘルシーフードや飲料をレストランや社員食堂で購入すると、代金に含まれる寄付(給食1食分20円)により、温かな給食をアフリカの子どもにプレゼントできる。また2010年6月からは南アフリカで自立型の学校菜園活動も支援している。

東邦レオは、都市に残る低・未利用地、耕作放棄地、建物屋上などの遊休資産を活用し、都市居住の菜園初心者でも野菜づくりを手軽に楽しめる貸し菜園事業を2010年2月に開始した。サポートスタッフが定期的に菜園を訪問し、野菜づくりのアドバイスを行うほか、短期講座や収穫祭などのイベントを実施するなど、菜園利用者との積極的なコミュニケーションを重視している。

今回、TFTが取り組んできた食に関する支援プログラムと、東邦レオの菜園運営ノウハウを組み合わせることで、駅近の貸し菜園で野菜づくりと収穫を楽しみながら、南アフリカの貧困地域の学校に菜園を設立し、子どもたちの栄養不足を解消する日本初の寄付連動菜園プログラムを実施できるようになる。第一弾の支援先は、現在ヨハネスブルグの北東に位置する貧困地域の小学校(生徒数400人強)。学校の隣地に約0.5ヘクタールの菜園を作り、ニンジン、キャベツ、玉ねぎ、ほうれん草、ピーマン、ハーブなどを栽培する。

自立支援の一助として、生徒へのワークショップを通じた野菜づくりの知識提供と、採れた野菜の昼食利用による飢餓対策を同時に実現できる。

菜園の開設とワークショップの運営は、TFTが提携する現地のNGOが実施する。設立・運営のための支援金額は、年間USD7,000(日本円換算で約70万円)。支援額は、東邦レオが展開する貸し菜園『まちなか菜園』の利用者にオプションとして寄付を募る。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通