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2010年10月08日

【物流】危険物荷卸し時相互立ち会いの推進運動

全日本トラック協会タンクトラック・高圧ガス部会は、危険物荷卸し時の相互立会いの必要性、重要性を周知し、危険物取扱所における確実な相互立会い実施の推進を目的とした「危険物荷卸し時相互立ち会い推進全国一斉キャンペーン」を実施する、と発表した。同キャンペーンは、今年5月に開催された部会総会において決議され、11月1日から14日まで実施される。

危険物の荷卸しに当たっては、混油、誤注入やオーバーフロー等の事故を防ぐため、危険物の注入口、油種、量、タンクの残量等について荷卸しをする側、荷卸しを受ける側双方の危険物取扱者がきちんと確認し、静電気による災害等を防止する措置を取った上で行う必要がある。

こうした措置は、消防法第13条第3項をはじめ、政令、消防庁からの通達等において確実に実施するよう明記されているが、依然として全国各地の危険物取扱所等において、危険物の荷卸し時における事故が後を絶たない状況にある。こうした事故発生の大きな原因の1つとしては、荷卸しの際に、荷卸しをする側、荷卸しを受ける側、双方の危険物取扱者が立会い、事故防止のために必要な確認を怠ったことが挙げられる。

混油、誤注入やオーバーフロー等の事故は、ひとたび発生すると、直接、間接に大災害へとつながる恐れがある。この為、業界関係者で事故を防止するための対策を徹底させることが重要として、同キャンペーンにおいて 1:啓発チラシの配布 2:トラック協会会報への告知 3:新聞、業界専門誌等への告知・広報の掲載を行う、としている。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連