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2010年09月29日

【物流】国交省港湾局 バルク貨物流動調査

平成21年度(期間:平成22年1月26日〜2月24日の30日間)に実施された「バルク貨物流動調査」の調査結果が国交省港湾局により発表された。これは、我が国の産業や国民生活に欠かせないエネルギーや資源、食糧等をはじめとするバルク貨物の流動を詳細に把握し、より効果的な海上輸送体制を確立するための基礎資料を得ることを目的とするものである。

調査範囲はバルク貨物の @内陸(仕出地)から臨海地域の出荷施設までの輸送、A臨海地域の出荷施設から船舶までの輸送、B船舶輸送、C船舶から臨海地域の入荷施設までの輸送、D臨海地域の入荷施設から内陸(仕向地)までの輸送、これら5点の流動実態としている。

<主な調査結果>
取扱貨物量の構成比は、輸入が68%、内貿が25%、輸出が6%となっている。各々の上位3品目と貨物量の構成比は以下の通り。

・輸入・・・1位 原油(36%)      2位 石炭(24%)  3位 鉄鉱石(22%)
・内貿・・・1位 石油製品(23%)   2位 原油(17%)  3位 セメント(16%)
・輸出・・・1位 完成自動車(48%)  2位 鋼材(16%)  3位 石油製品(7%)

又、船舶の寄港地数で最も多く見られたのは、輸出入内貿いずれも1港積み・1港卸しの寄港パターンであった。更に、国内での貨物発着地(背後圏)は輸出入内貿いずれも港湾所在市町村内である品目が最多である一方、輸入における木材チップ、輸出における完成自動車等の発着地は、港湾所在市町村内の割合が6割以下、港湾所在市町村外を発着とする割合が4割以上を占めている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連