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2010年09月28日

【アジア】オージス総研グループ 中国を拠点に地図情報システムの管理・運営受託を開始

大阪ガスグループのオージス総研とオージス総研グループの上海欧計斯軟件有限公司(以下:SOT)は、ガス導管や水道管等の地下埋設物を中心とした地図情報システムの管理・運営を受託する「マップメンテナンスBPO(※)サービス」を中国を拠点に開始し、国内およびアジアの企業に提案する。これに関連して、大阪ガスは、導管地図メンテナンス業務の一部をオージス総研とSOTに移管する。

オージス総研が2003年に開発した、大阪ガスの導管地図情報システム「MAPシステム」は、大阪ガスの総延長58,600Kmの導管を地図上に表示・編集する機能を持ち、使い易さと応答性にすぐれており、約3000人の工事・保安業務従事者に利用されている。「MAPシステム」は、アジア地域における唯一のGIS(地図情報システム)専門国際シンポジウム「Map Asia 2010」において、工程管理・支払い管理等の関連の業務システムとの密接なデータ連携による効率的なワークフローを実現していること等が高く評価され、優れた事例として表彰された。

従来、「MAPシステム」の情報更新や追加などのメンテナンス業務は、高い専門スキル(地下埋設物に関する知識や図面を利用者が見やすい形に作り上げるためのノウハウ等)が必要とされることから、システムを保有する企業側が行ってきた。今回のBPOでは、それらの専門スキルをオージス総研グループのさくら情報システムにて分析し、品質の定量化・可視化を行なうことで、SOTの人材を早期に高いレベルに育成することが出来た。SOTは、高いセキュリティや人材育成のノウハウを活用し、そのメンテナンス業務を受託するサービスを上海を拠点に開始する。

オージス総研グループは今後、「マップメンテナンスBPO サービス」を、国内およびアジアのユーティリティ企業(電気、ガス、水道)を中心に提案する。


※ BPO Business Process Outsourcing ビジネス・プロセス・アウトソーシング)
企業などが業務の一部を、外部の専門業者に委託すること。コスト削減や業務品質の改善、経営資源のコア業務への集中、などのメリットがある

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア