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2010年09月09日

【流通】バクスター携帯電話による血友病治療薬輸注記録システム開発

--- グローバルヘルスケア企業・バクスター 「モバ録」を開発 ---

バクスターは、血友病患者の輸注記録およびその保存をサポートすることにより、血友病患者と医療従事者の円滑なコミュニケーションに寄与し、患者一人ひとりに適切な医療を提供する一助となることを目指して、携帯電話による血友病治療薬輸注記録システム「モバ録」を血友病専門医と共同開発し、提供を開始した。

患者による在宅自己注射が行われる血友病治療においては、その輸注記録をつけることが重要。日本血栓止血学会による「血友病家庭注射療法のガイドライン」(2003年版)では、「輸注記録をつける習慣」の重要性が述べられ、「記録すべき必要最低限の項目が列挙」されている。また、「記録を患者さんと医師それぞれが保存することが望ましい」とされている。

「モバ録」では、患者が携帯電話を用いて、血友病治療薬の投与日、投与量、投与目的、出血部位等を記録し、保存することができる。保存されたデータは、グラフや表に自動変換され、出血頻度と投与回数との相関もひと目で分かるため、日常診療に役立てることと、患者が入力する記録は、医療従事者が随時閲覧することもできる。輸注記録を患者と医療従事者が共有することにより、製剤の適正投与量と投与回数をより的確に管理することができ、血友病治療のさらなる向上に貢献する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通