<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2010年09月09日

【物流】コンテナクレーン安全対策強化

国土交通省港湾局は6日、コンテナ等荷役機能の常時確保を図るため、港湾の施設の技術上の基準を定める省令を一部改正し、船舶との荷役の用に供する荷役機械の要求性能及び性能規定を追加する、と発表した。

平成22年1月21日に御前崎港で発生した風によるコンテナクレーンの逸走事故を受け、有識者懇談会を開催するなど、クレーンの風に対する安全対策を検討してきた。その結果、クレーンの逸走事故に伴い、コンテナターミナルの機能が数ヶ月間も麻痺する等、円滑な港湾機能の確保に重大な支障を及ぼしていることを鑑み、コンテナクレーン等、船舶との荷役の用に供する荷役機械についても、係留施設と同様に港湾の技術上の基準において、要求性能及び性能規定を追加することにした。

【改正の内容】

1)技術基準の一部改正
船舶との荷役の用に供する荷役機械の要求性能を追加。
自重、レベル1地震動、載荷重及び風の作用に関する所要の要求性能を追加。

2)港湾の施設の技術上の基準の細目を定める告示の一部改正
船舶とのコンテナ荷役の用に供する軌道走行式荷役機械の風による逸走防止に関する対策を追加。

3)技術基準対象施設の維持に関し必要な事項を定める告示の一部改正
運用時において移動を伴う施設における危険防止に関する対策を追加。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連