<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2010年09月09日

【知識】ベリサインとISAO デジタルコンテンツの運営支援で協業

日本ベリサイン(以下:ベリサイン)とISAOは、ソーシャルアプリやオンラインゲームなどのデジタルコンテンツをユーザが快適に楽しめるように、安全な運営環境の構築において協業する。具体的には、ISAOが提供するデジタルコンテンツ流通プラットフォーム「iPEGASaaS CHARGE」に、ベリサインが提供するワンタイムパスワード(OTP)(※1)による二要素認証サービスを、オプションサービスとして採用することで、利用者に手軽にセキュアなアクセス、ログイン環境を実現する。

ベリサインが提供するクラウド型ワンタイムパスワード認証サービス「ベリサイン アイデンティティプロテクション(以下:VIP) オーセンティケーションサービス」は、通常のID・パスワードの入力に加え、トークン(小型端末など)に表示された6桁の使い捨て(ワンタイム)のパスワードを追加認証として入力することで、本人以外のなりすましによるアクセスを防ぐ。国内の金融機関やオンラインゲームなどでの採用実績があり、海外でもPayPal、ebayなど多数のコンシューマ市場において採用実績がある。ワンタイムパスワードのトークンは、小型端末、携帯電話、スマートフォンやツールバー型ワンタイムパスワードトークン「VIP Access Toolbar」など、ゲームユーザのライフタイルやニーズに応じて選ぶことができ、サービスごとにトークンを持つ必要がなく、一つのトークンで「VIPオーセンティケーションサービス」を導入している他のサービスにも安全にアクセスが出来る。

昨今のオンラインゲームでは、フィッシングサイトなどを利用してユーザのID・パスワードを盗み、不正にゲームアイテムを入手するなどの犯罪が問題となっている。警察庁の発表(※2)によると、2009年中のサイバー犯罪の検挙件数は6,690件で、前年より369件(5.8%)の増加となっている。そのうち不正アクセス禁止法違反は2,534件となり、前年と比べると794件増え、45.6%増と大幅に増えている。今回ISAOとベリサインが協業に至ったのは、オンラインサービスの運営に安全な環境づくりが必須となっている背景を受け、導入コストを低く抑え短期間で導入できること、またユーザに幅広いトークンの選択肢の提供など、「VIPオーセンティケーションサービス」の柔軟性を評価された。

ISAOは、これまで国内で約200におよぶオンラインゲームやコミュニティサービスに、ユーザサポート対応業務やサイト監視、ゲームマスター業務などを提供している。ベリサインの「VIPオーセンティケーションサービス」をソリューションに加えることで、ISAOのサービスを運営からセキュリティに至るまでワンストップでご提供することが可能となった。

※1 ワンタイムパスワード(OTP)
1回だけ使用できるパスワードで、利用の都度、専用の機器またはソフトウェアやブラウザーを通じて発行・表示される。

※2 「平成21年中のサイバー犯罪の検挙状況等について」平成22年3月4日警視庁広報資料

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識