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2010年04月06日

【流通】NHK、パソコン向け字幕サービスの試行開始

--- NOD字幕自動変換技術を開発 ---

NHKはNHKオンデマンド(NOD)で、人にやさしいサービスを実現するため、放送で使用している字幕素材をNODで利用可能な形式に自動変換する技術を開発(※1)し、NODでこの技術を用い、一部の番組でパソコン向け字幕サービスの試行を開始した。


NHKはこれまでに放送番組の字幕付与率を年々高めており、人にやさしい放送を行っている。NODでも、テレビ放送と同様に字幕付きで 番組視聴できることが望まれていましたが、放送用の字幕素材をそのまま利用することができなかった。

今回、放送用の字幕素材をパソコンの動画再生ソフトウェア(※2)で表示可能な字幕形式(※3)に自動変換する技術を開発した。テレビ放送と同様に きめ細かな字幕表示を可能とするために、文字色、背景色、ふりがな、 表示位置、点滅表示、下線表示、囲み文字などの設定ができるようにした。

この変換技術では、新たに開発した汎用的な字幕言語(※4)を使用しています。この言語は、パソコンで扱いやすいXML(※5)構造であるため、例えば字幕からテキスト情報を抜き出すことで番組のシーン検索などでの活用も期できる。

連続ドラマ小説や大河ドラマなど、一日4、5本程度から試行を開始する。


※1)エル・エス・アイ ジャパンとの共同開発
※2)NHKオンデマンドでは、フラッシュビデオを使用
※3)TTML(Timed Text Markup Language)
パソコン向けの一般的なビデオオンデマンドに適したXMLによる字幕形式
※4)GCML(General Caption Markup Language)
放送用字幕と互換のあるXMLによる字幕形式
※5)XML(Extensible Markup Language)
「タグ」と呼ばれる特定の文字列で情報の意味や構造、装飾などを記述するプログラム言語

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:03| 流通