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2010年04月05日

【物流】公益法人「仕分け」 4月初旬にも選定

3月25日、枝野行政刷新担当相は記者会見を行い、4月初旬にも公益法人と独立行政法人の「仕分け」の選定に向けた2回目のヒアリングを対象法人に対してスタートさせると発表し、「具体的に(仕分けの)可能性の高い対象を絞り込んで行う」方針を明らかにした。

3月9日〜18日にかけて、290の公益法人(全ト協など)を対象としたヒアリングを所管省庁に対して実施、19日からは独法に対し聴取を行った。枝野氏は、公益法人自体へのヒアリングについては、対象となることが濃厚な法人に限り「4月初頭に絞り込み、個別事業についての具体的なヒアリングを行う」とした。

3月21日に実施された橋下大阪府知事との会談については、「仕分けに入ってもらう以上の提言を頂いた」とし、具体的には@外郭団体への天下り排除の状況と影響A団体への支出カットの詳細―などを聞いたとしている。また、「いわゆる、みかじめ料(公益法人などへの支出)についてどこをどうやめたのか聞いた」とし、大阪府トラック協会への運輸事業振興助成交付金の7割カットについての説明もあった模様だ。仕分け作業に当たっては、同氏の意見や視点を参考にしていく考えを示唆しており、「今後も橋下氏とは密に連携を図りたい」と述べ、全ト協が仕分けの対象になるか否かの判断に影響を与える可能性も少なくない。

最終的な仕分け対象については、「4月下旬の(前期)実施分については同月上旬、5月下旬の(後期)実施分は4月下旬にも確定する」とした上で、「独法や公益法人が行っている事業が対象で、法人が対象ではない」と強調。なお、今回の仕分けは前期4日、後期8日間で2つのワーキンググループによる同時進行で行う方針も示した。

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投稿者:gotsuat 10:02| 行政関連