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2010年02月24日

【流通】1.1Vで動作する超低消費電力4ビットマイコンの量産を開始

--- セイコーエプソン『S1C63000』 ボタン電池1個での長寿命化を実現 ---

セイコーエプソン(以下:エプソン)は、1.1Vで動作し、待機時の消費電流がわずか0.1μAと超低消費電流を実現した4ビットマイコン『S1C63000』シリーズを開発した。2010年4月からシリーズ合計で月産200万個の量産を予定している。

『S1C63000』は、電池の長寿命化を必要とする携帯機器をターゲットに、エプソン独自の低パワーアナログIPや低リークプロセスを採用し、待機時の消費電流を抑えるだけでなく、1.1Vで動作するため、1.5Vボタン電池(酸化銀電池やアルカリボタン電池など)での駆動を実現する。また、CPU動作時も4MHz高速動作で消費電流220μA(従来製品(*)比 約75%減)を実現し、アプリケーションの電池寿命を飛躍的に延ばすことができる。

『S1C63000』シリーズでは低電圧動作、低消費電流に加え、エプソンマイコンの特長である内部定電圧回路や液晶駆動回路、温度・湿度の高精度計測を可能とする抵抗−周波数変換型A/Dコンバーター(R/Fコンバーター)、エプソンの従来製品(*)と比べ大幅に精度を向上させた電源電圧検出回路など、強力な周辺回路を備えている。

また、『S1C63000』シリーズ製品プログラム開発用のフラッシュマイコンも用意し、ユーザーのソフトウェア開発の負担を軽減する。


*:エプソン従来類似製品S1C63654/656/658/666との比較

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 流通