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2010年02月24日

【知識】大和ハウスと雪国まいたけが資本・業務提携

大和ハウス工業と雪国まいたけは、資本・業務提携を行う。

大和ハウス工業は、「人・街・暮らしの価値共創グループ」として、多岐に渡る事業を通じて、顧客と共に新たな価値を創り、活かし、高め、すべての人が心豊かに生きる暮らしと社会の実現を目指して事業活動を展開している。また、以前からの取組みである「リチウムイオン電池」や「ロボットスーツ」、「農業の工業化」をさらに推し進めるなど、顧客視点に立った新分野の開拓や新規事業の拡充を通して、社会から求められる価値の創造に挑戦している。

雪国まいたけは、創業以来、偉大な自然環境の恵みから与えられたきのこ事業を通じ、消費者が安全で安心して食べられる「食卓に新たな味覚と健康」という価値ある製品を提供してきた。単に栽培技術の改革だけではなく、品質の追求、独自の流通ルート開拓などにおいても不可能を可能にする戦略を打ち出し、検査体制を充実することで、安心・安全・高品質で健康にもよい雪国まいたけブランドとして、消費者へ安全で新鮮なおいしい食品を提供してきた。現在では、培ったノウハウをもとに、他社の追随を許さない高品質なきのこをお届けする“きのこ総合企業”へ、さらには安全・安心な食品を供給する総合食品企業への飛躍を目指し、中国での現地生産の拡大やカット野菜事業の新規展開、化学農薬や化学肥料を使わず、自然エネルギーを最大限に活用し徹底した低コストを実現する循環型農業団地構想をはじめとした、新たな挑戦を進めている。

こうした中、大和ハウス工業および雪国まいたけは、農業分野における双方の理念を共有し、協業の可能性を検討し協議を重ねてきた。その結果、各々の経営資源を有効活用して共同で事業展開していくことが各々の事業強化、拡充、発展に繋がると考え、資本業務提携を締結するに至った。

業務提携の詳細については、今後の協議を経て順次確定していく予定だが、両社の経営資源を有効に活用することで、ビジネスの規模の拡大、新事業の創出を実現していく。両社の主な業務提携内容は以下の通り。

(a)両社間での人材交流及び互いの販路情報の紹介
(b)海外(特に中国)におけるきのこ生産販売事業の共同展開
(c)雪国まいたけの掲げる循環型農業団地構想の推進

今回の業務提携をより強固なものとし、更なる信頼関係を構築するために、大和ハウス工業は雪国まいたけの保有する自己保有普通株式1,794,500株(発行済株式総数に対する割合4.6%)を第三者割当による自己株式処分により引き受ける。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:28| 知識