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2009年12月16日

【流通】電気自動車などへの充電機能を持たせた立体駐車場を開発

---  三菱重工パーキング  電気自動車やプラグインハイブリッド自動車に対応 ---

三菱重工パーキングは、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド自動車(PHV)専用の充電機能を持たせたエレベーター式立体駐車場「plug−inリフトパーク」を開発した。

plug−inリフトパークは、マンションやテナントビルなどに広く採用されているリフトパークを改良し、自動車を載せるパレットにEVやPHV専用の充電コンセントを設置したもので、充電ケーブルを接続した後に通常の入庫操作をするだけで、自動的にEVやPHVへの充電が行える。利用者は夜間など駐車している間に走行に必要な電気を“満タン”にすることができる。三菱重工パーキングは、新規の建設時はもちろんのこと、既設のリフトパークへの後付け改造も手掛ける方針で、EVやPHVの普及が加速する時代の要請に応えていく。

三菱重工パーキングでは、plug−inリフトパークに引き続き、垂直循環式(plug−inタワーパーク)、平面往復方式(plug−inプレストパーク)などの主要他機種にも充電機能を持たせていく。また、立体駐車場のエレベーター下降時の回生エネルギーを利用して電気使用量を大幅に低減する機能や、太陽光エネルギーを利用した低環境負荷型の立体駐車場も開発中で順次市場投入していく。

世界的な環境意識の浸透を背景に、EVやPHVに対する関心が急速に高まっているが、その普及には充電インフラの整備が不可欠で、日本では2008年以降、産業界、国、地方自治体などが連携し、充電インフラ整備に向けた多様なパイロットプロジェクトが実施されており、本格的なEV時代の幕開けを予感させている。三菱重工パーキングは今後も、今回の新機種を皮切りとする次世代型の製品群をもって、この大きな流れの一角を支えていく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:03| 流通