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2009年11月11日

【物流】全ト協 トラック総合安全プラン09策定

2日、全ト協は「トラック事業における総合安全プラン2009」を策定した。基本目標は有責死亡事故の撲滅を図り、営業用トラックが原因となる交通事故死者数、交通事故件数を減少させることで、国交省が今年3月に策定した「事業用自動車総合安全プラン2009」を踏まえ策定された。

数値目標としては、10年後の2018年までに@交通事故死者数を220人以下にするA人身事故件数を1万5千件以下にするB飲酒運転ゼロを掲げている。なお、中間目標としては、2013年時点で交通事故者数330人、人身事故件数2万2千件としている。

また、今後重点的に取り組む課題と対策は以下の通りとなっている。

課題1:「安全体質の確立」
・    トラック協会主催による安全マネジメント講習会の実施。
・    安全マネジメントの導入事例集、視聴覚教材の作製。                    
・    悪質違反や社会的影響の大きい事故発生時の情報提供と共有化。            (他) 

課題2:「コンプライアンスの徹底」
・    スピードリミッターに特化した不正改造排除活動(6 月を強化月間)を継続的に実施。
・    全ト協HP 等への危険行為、迷惑行為等の苦情へのフォローアップの実施。
・    「G マーク」を会員事業者や荷主企業等に広く周知し、意識改革を促す。         (他)

課題3:「飲酒運転の根絶」
・    点呼時におけるアルコールチェッカー使用の義務付けの徹底。
・    飲酒運転防止対策マニュアルを改訂し周知徹底を図る。
・    アルコール・インターロック装置の認定制度が創設された場合、その周知に努めるとともに、装置の導入助成措置の検討。

課題4:「IT・新技術の活用」
・    ドライブレコーダやデジタルタコグラフなどEMS 関連機器の普及促進のため、導入助成制度を継続的に実施。
・    衝突被害軽減ブレーキシステムや後方視野確認支援装置の導入助成事業を実施。
・    事業者や運転者向けのエコドライブマニュアルを配布し、経営トップや運転者の意識改革を図るとともに、エコドライブの推進に努める。

課題5:「道路交通環境の改善」
事業者から高速道路、主要幹線道路の事故多発地点や道路危険箇所等の情報を収集。事故多発地点マップを作成し道路管理運営会社や道路管理当局に情報提供し、改善を要望する。

*本プランはPDCAサイクルに沿って継続的・定期的に進捗状況を確認し、適宜、必要な見直しや対策を講じることとしている。

 

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投稿者:gotsuat 10:02| 行政関連