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2009年11月11日

【流通】三菱電機 蓄電池を応用した鉄道事業者向け電力貯蔵システムとシミュレーション技術を開発

--- 鉄道車両で発生した回生エネルギーを車両と地上設備で最適に貯蔵し有効活用 ---

三菱電機は、鉄道車両が減速する際の運動エネルギーを電気エネルギー(回生エネルギー)として最適に貯蔵し有効活用する電力貯蔵システムと、鉄道車両内と地上設備の電力貯蔵デバイスの設計を最適化できるシミュレーション技術を開発した。

鉄道システムは、エネルギー効率が良く、環境への負荷が少ない輸送システムだが、昨今さらなる省エネルギー化やエネルギーの有効利用等への要求が高まっており、電力貯蔵デバイスに蓄電池を応用した電力貯蔵システムの開発が進んでいる。
パワーエレクトロニクス技術を使用した鉄道システム向け電力回生ブレーキや電力制御技術を保有し、車両用推進制御装置や鉄道車両への電力供給設備などで、国内業界トップの納入実績を持つ三菱電機は、豊富な実績と経験を活かして、電化区間では蓄電池を利用して車両と地上の電力貯蔵デバイスに回生電力を貯蔵し、その設備を最適に配置するシミュレーション技術を開発し、あわせて、貯蔵した電力を非電化区間での走行に利用する技術を開発した。これらにより、回生電力を有効に使用して省エネルギーに貢献しながら、利便性向上や非常時の乗客の安全確保が可能になる。

三菱電機は、鉄道事業者のフィールドでの試験に協力し早期の実用化を進める。

 

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投稿者:gotsuat 10:03| 流通