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2009年10月07日

【流通】パラマウントベッドと聖路加看護大学 入院患者の早期回復を目指すケアプログラムを共同開発

--- 入院患者の早期回復を目指す「”起きる”看護ケアプログラム」 ---

聖路加看護大学パラマウントベッドは、入院患者のからだを起こすことで肺炎などの発生を防ぎ早期回復を目指す「”起きる”看護ケアプログラム」と、このプログラムの推進に有効な端座位(*)保持テーブル「Sittan(しったん)」を共同開発した。

このケアプログラムは、「脳卒中・頭部外傷後の急性期において、患者のからだを起こすケアを、適時適切な看護判断により、実施し早期離床を促すこと」を目的に開発された。ヘッドアップ(ベッド上でからだを起こすこと)から自立歩行までの「起きるステップアップ」と「からだづくり」やケアの実践等について図や画像を使って分かりやすく解説している。同時に開発された端座位保持テーブルは、起きるステップアップの過程において、重要な役割を果たします。正しい座位姿勢を保持できるだけでなく、座位姿勢で行う作業療法や食事などの生活動作がしやすくなるなど、現場での使用方法にも配慮している。

聖路加看護大学では、10年ほど前から、入院患者に対するケアの中で”からだを起こす”ことの有効性について研究を重ねてきた。その結果、背中は必要最低限の支えで背筋を伸ばし、首を自力で保持し、足底をきちんと接地した姿勢(背面開放座位)が、術後の患者の早期回復や寝たきりの患者の生活動作能力の維持のためにたいへん重要であると結論付けた。そこで2008年4月、医療・福祉用具メーカーであるパラマウントベッド株式会社と共同で、積極的に”からだを起こす”ベッドサイドでのケアプログラムと用具の開発を開始した。アンケートやフォーカスグループインタビュー、臨床での試作評価の実施等を経て完成にいたった。ケアプログラムは現在、複数の医療・福祉施設で実施されている。

*:ベッドの端に腰をかけ、横に足を下ろした体位

 

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投稿者:gotsuat 10:03| 流通