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2009年09月28日

【流通】凸版印刷とトッパン・フォームズ UHF帯ICタグを活用した文書保管箱管理システムを開発

--- 文書保管箱管理を効率化、作業コストを大幅に削減 ---

凸版印刷とトッパン・フォームズは、UHF帯ICタグを活用した文書保管箱管理システムを開発した。文書保管サービスを展開するトランクルーム業界はもとより、金融機関の事務センターや企業の史書庫などに向け、2009年10月1日より本格販売を開始する。

このシステムは、トッパンフォームズが開発した文書管理ソフト「Easy Checkout(イージーチェックアウト)」の棚卸機能についてのノウハウをもとに凸版印刷が開発した、文書保管箱専用UHF帯ICタグソリューションシステムです。このシステムを導入することにより、企業の保管文書を格納する文書保管箱の管理負荷を大幅に削減し、保管効率の向上を実現する。

凸版印刷とトッパンフォームズは、同システムをトランクルーム事業大手のテイソウに業界で初めて導入、2009年10月1日に完成するテイソウの千葉県八街2号倉庫にて運用を開始する。

J−SOX法や金融商品取引法の施行により、企業や自治体による内部統制の整備やリスクマネジメントの強化が求められ、保存年限が定められている書類はもちろん、一定期間保存しなければならない書類が増加している。文書の保管にはまとまったスペースが必要なため、トランクルーム事業者などが提供する文書保管サービスを利用する企業が増加しており、その市場規模は600億円を超えると推計されている。

これまで文書保管箱の管理には、目視やバーコード、自動ラック倉庫と呼ばれる専用システムを利用していたが、目視やバーコードは文書保管箱ごとに1つずつ作業を行わなければならないため、大きな作業負荷がかかっていた。自動ラック倉庫においては、作業負担の軽減はされるもののコスト負担が大きいといった問題があった。また、目視やバーコード管理の場合は、作業用通路が必要になるなど文書保管箱の格納方法に制限があったため、これらを解決する新しい管理システムが求められていた。

 

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投稿者:gotsuat 10:03| 流通