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2009年08月04日

【流通】小児がん経験者の復学支援を遠隔教育でサポート「ネットでeクラス」

--- 第一ゼミナールのウィザスとNPO法人エスビューローが開講 ---

学習塾の第一ゼミナールを運営するウィザスは、インターネット上に立ち上げている「スクールシティ(仮想学校街)」のシステムを、小児がん患者の支援活動を行っているNPO法人エスビューローに提供し、小児がん経験者の復学支援を行う「ネットでeクラス」を開講する。復学しても勉強について行けず、進学を諦めてしまう小児がん経験者(小児がんサバイバー)が少なくないという現実を踏まえ、また同じ闘病経験のあるもの同士で悩みや不安を分かち合ったり、励ましあえる交流の場があれば、という願いに応えて、自宅に居ながら地理的制約を超えて、同じ闘病経験者同士があたかも学校という一つの帰属の場で勉強しているような感覚が味わえる環境を用意する。

「ネットでeクラス」は小学校高学年から高校生の小児がん経験者(小児がんサバイバー)を対象にWebホームルームを立ち上げ、学習支援を実施しながら学習コミュニティの形成を図ることを目的にしている。このシステムでは、ネット上でクラス編成(1クラス16人程度)を行い、週に1回チューターがテレビ会議を使ってリアルタイムに実施するホームルームと学習支援を受講でき、クラスメイトとの交流が図れることが特徴。受講生は自宅に居ながらそのホームルームに参加し、同じ闘病経験のある学生チューターから復学・進学経験といった共感できる語りかけや、学習支援を受けることができ、またチューターにその場で直接質問する時間も設けており、日々悩んでいることをリアルタイムに解決することができる。

スクールシティ・システムは、VOD機能、テレビ会議システムのみならず、学習の進捗状況管理や受講生同士の掲示板等、学習に必要な諸機能がオールインワンで用意されており、講師から受講生へのアドバイスや質問受け、学習方法などをテーマにした受講生同士の相互交流なども図ることができる。

ウィザスの「スクールシティ」では、すでに中学生対象の「教科書準拠定期テスト対策コース」、高認受験生対象の「高認スーパーゲットコース」、外国人対象の「日本語コース」など幅広い受講生を対象とした学習コースを開講中で、ウィザスは今後も学習力向上や資格取得の教育講座のみならず、カルチャー系の教育講座などさまざまな教育コースを開講する予定にしており、教育業界全般のポータルサイトを目指す。

 

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投稿者:gotsuat 10:03| 流通