【知識】進学会とＺ会 Ｚ会マスターコースなどで業務提携
進学会は、Ｚ会とＺ会マスターコース運営などで業務提携する。
進学会は「目標・計画・実行 継続は力なり」をスローガンとして「第一志望校合格主義」「授業の質第一主義」「能力開発主義」を指導理念に掲げ、現在では北海道から九州まで１道２０県において、すべて直営で学習塾を展開している。各道県入試と定期試験の傾向を徹底的に分析したオリジナルテキストにこだわり、選りすぐりの講師による生徒との対話を重視した授業で、各地域の公立トップ高へ数多くの合格者を輩出している。
Ｚ会は昭和６年に旧制高等学校進学のための通信教育を行う「実力増進会」として創業された後、戦後静岡県中伊豆で改めて「増進会」として再開し、現在では、増進会出版社を持株会社として、事業会社であるＺ会において、創業以来の通信教育を中心に首都圏・関西圏での対面教育事業、及び出版事業も加えて事業展開している。Ｚ会グループでは、「本物の学力」の育成のため「百の聴講より一の実践」をモットーに「実践への誠実なサポート」を提供し、難関校への抜群の進学実績を実現している。
学習塾業界では、学齢人口の伸び悩みを背景として価格競争が頻発し、企業間の競合が一段と激しさを増している。シナジー効果を高める業務提携や、後継者問題とも絡んでＭ＆Ａが活発化しており、シェア確保や業界再編に向けた様々な動きが見られる。このような環境下、両社は、協力関係の構築による新たな顧客の掘り起こし及びサービスの向上について検討してきた。その最初の取り組みとして、進学会の広域な事業展開エリアにおける成績上位層を中心とする受講生に対し、Ｚ会のコンテンツ及び指導ノウハウを導入することで合意し、業務提携を締結することとなった。これにより、東大を始めとした難関校への対応が強化され、提供するサービスの一層の質的向上を図ることが可能となる。提携内容は以下の通り。
（１）Ｚ会東大マスターコースのマニュアル、教材、学習指導・運営に関するノウハウの提供
（２）進学会校舎周辺におけるＺ会東大マスターコース講座の独占的商圏設定
（３）Ｚ会が登録している一部商標の使用
（４）進学会受講生に対するＺ会通信教育講座の受講
両社は、この提携を機に、互いに重要なパートナーであるとの認識のもと、両社の強みを活かした相乗効果の高い施策を模索し、両社の事業基盤の拡大につなげる。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 10:04| 知識
