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2009年06月04日

【流通】しゃべるポスター「Pos−La(ポスラ) サウンドパネル」を販売

--- DNPがオンデマンド印刷で提供 ---

大日本印刷(以下:DNP)は、ポスターの全面がスピーカーとなって高品質な音声を出す、“しゃべるポスター”『Pos−La(ポスラ)サウンドパネル』を開発した。

『Pos−Laサウンドパネル』は、ポスターの全面から音声を出すことで、生活者のポスターへの注目度を高めるとともに、ポスター画像に関連する商品説明や案内、音楽などの音声情報を発信することができる。通常のポスターと同じように壁面への貼付や天井から吊して使用できるほか、駅のコンコース向けの大型サイズや、POP(店頭広告)、什器への組み込みもできる。

DNPは、高品質なポスターを短納期・低コストで提供するオンデマンド印刷サービス『Pos−La』の新たなサービスメニューとして、『Pos−Laサウンドパネル』の販売する。材質は、展示会などの比較的短期間の使用を想定した、スピーカー部に紙を利用した低価格な「ペーパータイプ」と、店舗など比較的長期間の使用を想定し、耐久性の高いアラミド繊維を利用した「アラミドタイプ」の2種類を提供する。オプションとして、人感センサーを組み合わせて、人の動きを感知しての音声再生や、無機ELパネルを利用した“光るポスター”と組み合わせることもできる。

『Pos−Laサウンドパネル』は、英国New Transducers LimitedのNXTフラットパネルスピーカー技術を使用し、京セラケミカルが提供する空気を振動させて音声を伝えるスピーカー「ハニカムパネルスピーカー」をポスターの裏面に貼り合わせたもので、「ハニカムパネルスピーカー」は、携帯音楽プレーヤーなどから入力された音声信号を振動に変換する装置「エキサイター」を、ハニカム(蜂の巣)構造を持つ振動板に貼り付けることによって、クリアーな音声を広範囲に伝えることができる。厚みが5mm以下と薄く、軽量でありながら、高い強度を持ち、振動板は自由な形にカットできるためPOP等へ簡単に加工できる。

昨今、同一の商品で駅や店舗ごとに異なるデザインのポスターを提示する広告が注目されるなど、小ロット多品種のポスター制作のニーズが高まっている。こうしたニーズに応えて、DNPは、以前より小ロットの高品質なポスターを短納期で提供するインクジェット方式のオンデマント印刷サービス『Pos−La』を提供し、これまでに女性雑誌、量販店、交通広告などのポスターなどで300社以上の実績がある。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:03| 流通