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2009年06月04日

【知識】産学官の連携による「アクセシビリティリーダー育成協議会」を設立

広島大学マイクロソフト及び日本学生支援機構は、産学官の連携により「アクセシビリティリーダー育成協議会」を設立し、ITの利活用などにより修学・就労・生活環境のアクセシビリティ向上を推進する人材「アクセシビリティリーダー」(※1)の育成を全国の国公私立大学において展開していく。

障害学生支援で最も先進的な取組を進めている大学の一つである広島大学(※2)と、多くのユーザーに利用されているソフトウェアを開発しているマイクロソフトは、アクセシビリティ分野における産学連携として、アクセシビリティリーダーの育成を行ってきた。両者の連携により、広島大学では2006年より資格制度として「アクセシビリティリーダー育成プログラム」を本格的に開始し、講義、実習および試験を経てこの資格が取得できる。これまで、広島大学の学生約800名がアクセシビリティの講義を受講し、93名の学生が認定資格を取得した。また、認定資格取得者の研修の場として、2004年より、障害者のIT利活用などを学ぶ「アクセシビリティリーダーキャンプ」をマイクロソフトと実施し、これまで約60名が参加してきた。

今回、広島大学とマイクロソフトが協力して、実施してきたアクセシビリティ人材育成の取り組みを、全国の国公私立大学へ対象を拡げる。今後、アクセシビリティの人材育成は、独立行政法人日本学生支援機構、広島大学、マイクロソフトが発起人として設立される「アクセシビリティリーダー育成協議会」を通じて展開する。

(※1)アクセシビリティ:情報・サービス・製品・環境などの、利用しやすさ・使いやすさ
(※2)2008年全国障害学生支援センターの調査による

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:04| 知識