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2009年05月22日

【流通】強風時の扉の開けにくさを緩和するマンション用玄関扉

--- 三井住友建設「差圧解消ドア」を開発 ---

三井住友建設日本フネンは、高層マンションなどで風が強い日にみられる、扉が重く開けにくい現象を緩和するマンション用玄関扉ユニット「差圧解消ドア」を共同で開発した。

風が強い日には住戸内外の圧力差が大きくなり、玄関扉に強い力が加わり、玄関扉を開ける際に「扉が重くて開けにくい」という現象が生じる場合がある。このような現象は高層マンションなどの風の影響を強く受ける建物以外にも、風が非常に強いときには一般の中低層マンションでも起きる。このような現象を緩和させ、より快適な居住空間を提供することを目的として「差圧解消ドア」を開発した。

玄関扉の圧力差を緩和するためには、玄関扉付近にパスダクトを設置する方法がありますが、設備上の制約や意匠上の配慮から設置が困難な場合がある。「差圧解消ドア」は、袖パネルに住戸内外の圧力差を緩和させる機構が組み込まれていて、強風時に袖パネルに設けた開閉プレートを開くと、袖パネル内部を空気が通り抜け住戸内外の圧力差が緩和される。開閉プレートは室外からでも室内からでも簡単に操作できる。

差圧緩和の効果は住戸位置や住戸の気密性によって異なるが、圧力差を最大で1/2まで低減することができるようになった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:05| 流通