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2009年03月30日

【流通】着衣のまま聴診可能な聴診衣を共同開発

--- NI帝人商事と近畿大学 超極細繊維テイジン(R)ミクロスター(R)を使用した「聴診衣(仮称)」の開発 ---

NI帝人商事の子会社である帝健は、着衣のままで聴診可能な聴診衣(特許出願済み)を近畿大学医学部堺病院呼吸器内科部長 長坂教授と共同で開発した。

小学校、中学校、高校など、思春期の女性が含まれる学校健診において、聴診の際に上半身の脱衣を躊躇する対象者は多いと考えられ、実際にインターネット上でも様々な議論がなされている。そこで、健診衣を着用のままで精度良く聴診ができれば、健診対象者、聴診する医師、学校関係者にとって心理的抵抗が弱まると考えた。

また、一般診療での高齢者の場合、厚着のため衣服の着脱に時間を要してしまうが、事前にこの「聴診衣」に着替えておくことにより、診療の効率化や受診者のQOL向上につながるとの考えが今回の開発につながった。

一般に市販されている肌着シャツでは、聴診器とシャツ、素肌との接触により生じる摩擦音で、正常呼吸音や心音を聴取することが難しいと言われている。「聴診衣」は、超極細繊維「テイジンミクロスター」を使用し、高密度で編みたてられたしやかな生地でできているため、聴診時に皮膚や聴診器の膜面との摩擦雑音が極めて発生しにくく、伝音性も良い。

今後、都ユニリースとの提携し、学校、医療機関向けレンタルを開始する。販売については、5月末を目処に販路を確立する予定としている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:53| 流通