<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2009年03月30日

【知識】理研と東京芸大 連携・協力

理化学研究所東京藝術大学は、連携・協力の推進に関する基本協定書を締結した。この協定は、科学と芸術という全く異なる分野がお互いの違いを知ることで、こころや意識を含む森羅万象にこれまでにない見方で迫り、それぞれの表現を深めることを目的としている。

理研は野依理事長の経営方針に掲げる「文化に貢献する理研」の実現のために、施設整備への助言など研究環境の整備に藝大の教員の協力を仰いできた。また、藝大ではアクションプランに掲げる「世にときめきをもたらす藝大」の実現のため、芸術の分野に留まらず、藝大の教員が作る研究会と理研の脳科学総合研究センターが中心となって交流会を開催し、共同研究の可能性を模索してきた。

今回の連携では、音楽と言語に共通する認知構造、バーチャルリアリティーによる認知の変化、主観と環境の相互作用により創造性が生まれるか、人間の認知能力を超えた表現の創造可能性、新しい材料での表現創出などをテーマに、共同研究を展開していく。基本協定の締結で、総合的に科学と芸術を極めている両機関が、幅広い分野において組織をあげて連携協力を行い、研究・人材育成・共同制作などを進めていくことになる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:57| 知識