2002年09月05日
【物流】東京・丸ビルの地下に物流センター
地下4階地上37階の超高層ビルとして生まれ変わり、9月6日にグランドオープンする東京・丸の内の「丸の内ビルディング（丸ビル）」が先駆けて、8月29日にその館内物流を一元管理する「丸ビル物流センター」の稼動を開始した。
同センターを設置したのは、同ビルの管理会社・三菱地所ビルマネジメントで、佐川急便、西濃運輸、日本通運、ヤマト運輸の大手運送事業者4社の協力のもとに運営し、一括荷受・荷渡しによる館内共同集配を実施する。
物流センターは、今年2月に実施した実施したTDM（交通需要マネジメント）実証実験などを踏まえ設置したもので、周辺地区の交通渋滞や違法駐車の回避、荷物用エレベータの効率運用など、館内の物流効率化、そしてセキュリティの維持と施設の保全を図ることが狙い。
同センターは駐車場のある地下2階に設置される。業務は、三菱地所ビルマネジメントのほか、上記協力会社4社から担当の常駐者を配置し、遂行される。スタート時は各物流会社ごとに1名派遣され、すべて物流センターの制服着用となる。発送荷物は業者指定を除き、協力会社4社に振り分けるとしている。
丸ビル全館を対象とし、原則すべての運送事業者、自家用車による荷物納入を同センターで取り扱う。利用料は配送、集荷いずれも荷物1個120円。運送事業者などから収受し、この収入でもってセンターを運営していくという。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 14:03| その他
