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2002年09月05日

【流通】消費スタイルに合わせた価値交換とは!?

――個人向けの家具レンタルサービス開始――


  あ: 「ま:」さんの家って
   確か。。。 軽トラックあったよね

ま: ええ、実家にありますけど。。。 何するんですか?

あ: 知人からソファを頂くことになったんだよ

ま: へぇ・・・ そう言えば「あ:」さんの家って
   家具類が何もないんですよね

あ: スッキリしてるって言ってくれる!?
   それでさぁ そのソファを運びだそうと思ってるの!

ま: わかりました
   じゃぁ 段取りしときますよ
   でも 人からのもらい物でいいんですか?

あ: いいんだよ
   今住んでるところにいつまで居るか?わかんないしね

ま: それならレンタルでもいいんでしょ?

あ: レンタル!?
 
個人向けの家具レンタルサービス開始』

コンサルティング会社のフォー・ディー・コーポレーションが個人向けの家具レンタルサービスに乗り出した。オフィス用など法人向け家具レンタルは既にあったが、個人向けはほとんどなかった。このサービスは販売価格30万円超の家具一式を初年度は月額1万円、3年目から初年度の半額以下で借りられるというもの。もし家具が気に入れば、支払った料金に応じた割引価格で買い取りもできる。借りる時はモデルルームで家具を見たり、専門家に自分に合った家具を選んでもらったりすることも可能だ。カタログはアジア風、カントリー風など7種類、計400点の家具を掲載している(http://www.stylics.com)。

ま: 気軽にしゃれたインテリアを手にすることができるじゃないですか!
   好きな人だったら
   もしかすると模様替えの度に
   次々と新しい家具に変えたりすることもできるかもしれません

あ: 転勤の多い人にも助かるね
   住む部屋によって 家具も選びたいもんね
   大きさ、色、カタチ、、、
   2次流通として
   オークションやリサイクルショップが身近な存在になったとしても
   やはり常に変化できる気軽さって大きな違いだね
   例えば飽きっぽい人とか。。。流行に敏感な人とかね!

ま: 衣服でもこういうのがあれば良いんですけど
   タンスに眠ってしまう 旧デザインの服が
   なくなりますからね

あ: こうした消費者へのレンタル事業って
   環境面でも見直されてきそう。。。

ま: 企業活動では比較的よく経験するリース契約
   一般消費の間でも果たして考えが浸透するんでしょうか。。。
   それにしても もったいないような気がしますねぇ。。。
   コロコロと家具を変えるなんて

あ: 価値交換手法にも影響がありそう。。。
   所有に対する考え方とか・・・
   人間 誰しも 地球という生命の集合体の中で
   間借りして生存しているって考えるとね

ま: ??? 何かややこしい事言ってません???

あ: つまり
   僕たちが生きているのも
   自然環境の中で 必要なモノを借りてるんだよ
   だから最後には返さないと。。。

ま: 今日の「あ:」さん 変ですね
   いつもと違う・・・

あ: モノの価値が下がる―――例えば買った時と比べて
   その機能を十分に果たせなくなってきたとか
   ハードとしての価値が下がれば
   新しい需要が生まれる―――お腹がすけばメシを食べるのと同じ
   でも、おかしなもので
   流行だとか感性によって
   価値が高まったり なくなったりする・・・
   野生の動物に流行なんてないでしょ

ま: そうですねぇ。。。
   今、ライオンの中で流行ってる食べ物は
   シマウマじゃないとか・・・ ないでしょうね
   。。。で、何の話?

あ: 自分自身 何に対して消費しているのか?
   感じることが大切になってくるって事!
   ハード的価値 ソフト的価値。。。
   自分で把握する事によって
   もったいない! とか 環境にやさしい!っていうような
   価値観って 個人によって異なってくる!!
   単にもったいないって言いながら
   使ってもない商品を持ち続ける事って
   実はもったいない事なのかもしれないし。。。

ま: 要するに簡単に言うと
   自己満足できる消費をするべき!だと・・・

あ: 供給側としても
   商品を通じて何を消費してもらいたいのか?
   ハード的な価値以上に重要な要素になってくる
   高額商品になればなるほどね。。。

ま: そういう意味では
   もったいない!って言う価値観も一概に言えませんね
   人によって最も効果的な消費スタイルがあるでしょうし。。。

あ: ハードを所有する事の喜びも一つ。。。
   そして 変化を楽しめる価値観も一つ。。。
   それぞれ消費スタイルにあった価値交換方法が
   商品特性毎に開発されていくべきだと思う
   そうする事によって
   個人個人によるホンモノが定義化され
   実際に手にできる環境もでき
   更に目が肥えてくる
   これこそが 本当の贅沢ってものじゃないかな?

ま: 高額なモノを購入する事が
   贅沢って訳じゃないんんですね
   でも わかっちゃいるんですが・・・
   なかなかこの価値観から脱する事って難しいです。。。

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投稿者:gotsuat 14:19| 流通