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2002年09月06日

【物流】佐川急便、新聞配達店に配達委託

佐川急便は、「飛脚メール便」の配達を全国の一部新聞社の販売店との間で配達契約を結び、委託している。委託契約の理由は、配達網の強化のためとしている。新聞販売部数が減少傾向にある中、メール便配達受託に積極的な販売店もあり、メール便を扱うほかの事業者の動きも注目される。

新聞販売店側が「飛脚メール便」の配達を受託した背景には、ここ数年の新聞発行部数の伸び悩みがある。これによる減収を、メール便配達による収入で補おうとの狙いだ。配達条件は販売店着から二日以内、委託料金は1件40〜50円ほどが中心。また、一般の荷物とは違い、受領印を必要とせずポストなどに投函して配達完了するメール便に、新聞販売店の持つノウハウが活かせる点もある。

「飛脚メール便」は、書籍や雑誌、カタログなど比較的軽量な荷物を郵便受けに投函するサービス。不在でも受け取れる点などが好評を得ていることから、昨年度の売上が54億円に達するなど取扱量は年々拡大。今年度の売上げを昨年度の約3倍となる150億円と見込んでいる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:02| 物流事業者