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2002年10月15日

【物流】ケネディ・ウィルソン、物流施設の開発事業に参入

機関投資家向け不動産関連サービス業ケネディ・ウィルソン・ジャパンは、賃貸倉庫など物流施設の開発事業に参入する。証券化手法で外資系ファンドに売却する。

物流施設はオフィスビルや住宅よりもリスクは大きいが、利回りが高く、資産運用先を多様化する投資家ニーズに合致すると判断、外資系ファンドに有望な投資物件を紹介できるとし、物流施設の開発に乗り出すことを決定した。

千葉県安浦市で17,000平方メートルの土地を、物流施設事業の第一弾として購入。来年5月末までに延べ床面積30,000平方メートルの大型倉庫を建てる計画。総事業費は42億円ほどになる見込み。

物流施設の建設を得意とする米プロロジス・ジャパンシンガポール政府投資公社がつくった特定目的会社(SPC)に、証券化の手法で売却することがすでに決定しており、売却後もケネディは保守点検業務を行い、手数料を稼ぐ考え。

外資系ファンドはこれまで、完成済みのオフィスビルや賃貸マンションを購入し、投資家から集めた資金を運用してきたが、最近は好条件の物件が減少、仕入れ競争も激しくなり、運用利回りが低下する傾向にあった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 15:00| その他