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2003年01月16日

【物流】高速道、通行料金見直し本格化

国土交通省は、平成15年度政府予算案の中で、高速道の通行料見直しに対し新たな割引制度を試験的に導入する施策を盛り込んだ。割引き制度は大きく2つあり、以下の内容となっている。

◆ ETC(電子料金徴収システム)利用者に対する割引制度
  利用者に対し、長距離割引と首都高速道、阪神高速道で夜間割引きを実施する。
 これに対する社会実験に65億円を予算に盛り込んでおり、同時に、平成15年度中には約千三百ある全料金所へのETCの設置を予定している。
また、ETCの普及に向け、月額数百円程度の車載器のリース制度を設けることも予定し、このリース制度導入におけるシステム高度化に関する調査費10億円を予算に盛り込んだ。
◆ 地方からの提案による通行料割引制度
  地方からの提案による割引制度の社会実験で、事業費200億円のうち、半分を国が負担する。手順としては、地方自治体の応募に対し国が選定する。割引額や実施期間などは地方自治体などがつくる協議会で決定する。

高速道の利用促進やETCの普及で、環境問題【NOx(窒素酸化物)・PM(粒子状物質)の排出量の抑制】やエネルギー問題【燃費の向上】に対する恩恵も期待される。

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投稿者:gotsuat 11:09| 行政関連