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2003年04月11日

【流通】港湾の24時間フルオープンを推進 −実証実験を踏まえ報告まとまる−

国土交通省は4日、港湾の24時間フルオープン化を検討している、港湾物流効率化推進調査委員会の報告を発表した。

横浜港で3ヵ月間実施した、ストックヤード方式による実証実験の結果を踏まえ、「予約情報
システムを活用したゲートオープン時間の延長」「ストックヤード方式による24時間フルオープン対応」などについて取りまとめた。主な内容は下記の通り。

◆ 予約情報システムを活用したゲートオープン時間の延長
現在のゲートオープン時間以外で要望の高い時間帯(早朝・夜間)における
対応としてコンテナの搬出・搬入を予め予約し、必要に応じてゲートをオープンする
方式が有効と思われる。

◆ ストックヤード方式による24時間化
一部の荷主からの要望である24時間利用可能な、ストックヤード方式による24時間
対応が有効と思われる。ただし、ストックヤードを経由することで、コスト増が
懸念されるため1つのストックヤードを複数のターミナルで共同利用することが望まい。

◆ 荷役作業の効率化
24時間化となった時増大する、ターミナル側のコストを抑えるため、荷役作業の
共同化・情報化・自動化のより一層の推進が必要である。

今回の報告では上記の他、リードタイムの短縮や労働環境の充実について提案している。

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投稿者:gotsuat 13:43| 行政関連