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2003年07月07日

【物流】工事現場へ一括納入 −道路混雑解消−

日本電線工業会は今月から、東京都品川区の日本たばこ産業(JT)跡地ビル建設工事で、メーカー10社による電線・ケーブルの共同配送をスタートさせた。共同化により現場へのトラック乗り入れ回数を減らし、道路混雑解消や環境負荷軽減に繋げる。

今回の共同納入は、施工会社の鹿島と電気工事会社4社のバックアップで実現したもので、東京貨物ターミナルにある丸運の施設を共同基地として各メーカーの貨物を集約する。リードタイムは従来より1日伸びるが、基地でのストックを「在庫」とみなさず、保管料や荷さばき料は無料とする。

工事現場では、納入される貨物ごとにエレベーターやフォークリフトの使用時間が決まっているため、ジャスト・イン・タイムの輸送が必要となる。共同化によりトラックが1輌で済み、待ち時間・受け入れ作業時間が短縮などスムーズな納品が可能になると共に、現場ごとにドライバーを固定するため、納品時のトラブルも回避できる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 13:49| 荷主企業