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2003年08月01日

【物流】日清食品、倉庫間転送4分の1まで削減

日清食品では、全国の営業倉庫の品種別在庫動向に連動した、週2回・3日単位の配送計画が軌道に乗り、03年度は倉庫間転送を4分の1までに削減することに成功したという。

同社では、全国を2ブロックに分けたエリア制の構築を目指し、現地生産、現地供給の徹底と、工場直送比率の拡大、倉庫間転送の削減を目指してきた。
この3日単位の配送計画を倉庫別実在庫にあわせることによって、倉庫間転送を減らせただけでなく、在庫偏在を調整する。
さらに調整が必要な場合は、1週間単位の生産計画の変更により、工場でのつくりすぎを防止するともに、倉庫内の欠品も抑えることができるようになった。また、全体の在庫も8日分まで削減できたという。

製品の輸送計画は、本社の物流部策定している。製品の年間出荷量は1億3,000万ケースで日清エンタープライズが工場から一部中継倉庫を経由して、20ヶ所の営業倉庫まで配車手配している。

同社では、生産効率だけを追求するだけでなく、ムダな在庫を発生させないという方針が浸透してきているという。
さらに、販売変動に柔軟に対応できる供給と生産体制のレベルアップを目指して、物流部門が需給調整に積極的に関わっていきたいとしている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:28| 荷主企業