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2003年08月01日

【流通】個人的なキャラクタービジネス

――キュービック・モア、
    キャラクターを簡単に作成できる「MakeMe」を開発――

 

 
 
『キュービック・モア、キャラクターを簡単に作成できる「MakeMe」を開発』

キュービック・モアは、
デジタルカメラやカメラ付き携帯電話で撮影した顔写真をもとに、
その人のキャラクターを簡単に作成できる「MakeMe」を開発した。
特長は、柔らかなイメージで自分らしさを表現でき、
しかも匿名性を確保できること。
作成したキャラクターは、ユーザの分身として、気分や利用シーンに合わせて、
多彩に変化させることが可能。印刷・加工すれば、
簡単にマイキャラクターグッズを作成できるという。


あ: 突然だけど
   「ま:」さんって絵を書くの得意?

ま: いやぁ。。。全然ダメっすね
   書けるとしたら・・・ドラえもんぐらいでしょうか。。。
   もちろん 絵かき歌を口ずさみながらです

あ: やっぱりか。。。

ま: どうしたんですか
   突然そんな事聞いてくるなんて?

あ: いや、ちょっとね。。。
   知り合いの人に頼まれちゃったんだよ
   息子さんの通う幼稚園で
   手製の水鉄砲を作るらしいんだけど   
   そこに何かの絵を書かなきゃいけないんだって!
   どうやら その息子さんは機関車トーマスが好きらしくて。。。
   でも、僕そんなの書けないからね、、、

ま: そうだったんですか・・・
   残念ですけどお役に立てそうにありません
   でも、今日紹介したサービスを利用すれば 
   なんとかなるかもしれませんよ!

あ: なんとかなる!?
   だって顔写真が必要なんでしょ?

ま: そう! だから「あ:」さんの顔を
   トーマスのようにペインティングして。。。

あ: おいおい。。。
   それじゃぁ トーマスのキャラクターじゃなくて
   俺がトーマス風になったキャラクターじゃないかっ!!

ま: フフフフフフフフフ。。。。その通り!!

あ: もういいよ! 頼まない!

ま: でも、自分の顔がキャラクターになるっていうのも   
   楽しいかもしれませんよ
   自分の顔には責任を持たないといけませんしね!

あ: 自分で書くのと違って
   デジカメやカメラ付き携帯電話で撮影した
   自分の姿を元にするんだからねぇ  
   女性の場合は。。。やはりちょっと撮影前には
   身だしなみを整えてから・・・って事になりそうだ

ま: 自分で書く場合、プロの方に書いてもらう場合
   書く人の個性が反映されますよね
   かなりリアルな似顔絵から
   独特って言うか、、、少しユーモアを加えたって感じに
   デフォルメされてたり。。。

あ: 掲示板の書き込みでも自分の特徴を出すために
   簡単な似顔絵や 簡単な画像といったアイコンを利用する事もあるしね。。。
   すでに携帯電話でも指定した人からの着信時に
   特定の画像、アイコンを表示させることもできるからね

   自分の似顔絵、そして親しい人の似顔絵
   
仮想世界の中で交わされる会話で
   無機質な文字の羅列とは違って ニュアンスやその人の個性を
   表現する手段の一つになってる

ま: 逆に写真そのものよりも
   何か柔和な感じがします

あ: それにキャラクターと言えば
   昔から我々には馴染みが深いものばかり!
   アニメの世界
   そして最近ではゲームの世界からリアルな世界へ飛び出してきた!
   
このキャラクターって一つの知的財産として
   デジタル化社会において
   非常に重要な役割を果たして居るんだよ


ま: どういうことですか?

あ: ゲームを作るにしても、、、物語を書くにしても。。。
   キャラクターの存在によって
   大きな差別化となる
   例えば。。。
   あるゲームが大ヒットしたとして
   同じようなゲームが競合企業から発売される。。。
   内容、遊び方、、、 よく似た内容であるならば
   利用者にとっては 差別化される要因はそんなに大きくない
   でも、そこにキャラクターという存在が有ることによって
   全く違った価値が付加されてしまうんだ!

   例えば マリオブラザーズというゲームの登場の後
   同じとは言わないまでも、 似たようなゲームもいろいろ登場してきた
   でも。。。 みんなマリオブラザーズなんだよ! やっぱり。。。
   ファミコン登場時の「ベースボール」にはキャラクターがなかったね、、、
   ドンキーコングもしかり。。。

ま: そこから ゴルフ、カーレースなど
   キャラクター主体の横軸展開です!

あ: 商品の流通においても
   キャラクターを利用した場合
   販売数がグンと伸びたりするケースもあるようだ。。。
   こうしたキャラクター商品の市場規模
   いわばキャラクターをあしらった商品の市場規模は
   なんと2兆円とも言われている!!!

ま: ひえぇ〜 2兆円ですか!!!!
   みんな キャラクター好きなんですね 

あ: そうそう! 日本は特にね!
   世界の中でも 日本のキャラクター市場はナンバー1だそうだ
   
買うのも、作り出すのも日本はキャラクター王国!

ま: やはりアニメ文化の底力でしょうか。。。

あ: しかもこのキャラクター商品市場の中で 
   ポケモン、そしてキティちゃんが 2〜3割を占めてるんだって!!
   キティちゃんも。。。 すごいビジネスだ!! さすが山梨王!!!
   なんてったって! 一気にグローバルな存在になっちゃうからね
   外国語をマスターしてもらう必要もないし。。。

ま: そうそう!海外進出!っていって 
   英語をマスターしてもらう必要もありませんしね
   クレヨンしんちゃんが スペインでも放送されてるのを聞いて 
   びっくりしましたよ!
   あのユーモアが 万国共通とは。。。。。
   設定も日本の家庭、家の中も畳ですし

あ: こうしたキャラクターに対する潜在的な需要が
   日本にはすでにできあがっている。。。

   ある特定のマス的なキャラクター、、、
   著作権のライセンスなど幅広く知材としての活用が見込める
   個人レベルにおいても
   それこそ!
   日本特有のハンコと同じくらいの価値を持ってくるかもしれないね
   カードの支払い時に サインではなく、自筆のキャラクターだとか!?

ま: いっそのこと、ハンコ自体
   個人のキャラクターを表すものが出てきてもよさそうですね。。。
   会社の稟議書のハンコも
   重役のハンコが それぞれ「かわいい」自分の似顔絵だったりしたら。。。
   楽しいかもしれません

あ: TPOをわきまえないと、、、
   始末書のハンコが「かわいい!」っていう訳にはいかないよ。。。

   絵を描くという能力に左右されることなく
   オリジナルの「キャラクター作り」が可能になってくる事によって
   ますます キャラクターに対する存在価値や活用方法などが
   個人レベルの問題として広く浸透してくるかもしれない
   そうなってくると、自分のキャラクターが他人に無断で使用されていたり
   勝手に変えられてたり。。。様々な問題も発生してくる可能性がある
   逆に、個人のキャラクターがリアルの自分よりも   
   仮想世界の中で有名人になっちゃったりして・・・
   その場合に必要な知的財産の管理や権利の活用方法など
   ノウハウとして絶対必要となってくる・・・ 

ま: 個人レベルで
   知的財産の活用ノウハウが広く浸透してくる
って事ですね

あ: 知財を扱う産業の発展を描く日本。。。
   底力となってきたアニメ、そしてキャラクター
   その原動力こそが キャラクターを愛する我々日本人の文化
   そして 個人レベルでの知財に対する価値意識が高まってくるような
   仮想空間におけるサービスの普及・・・が必要って事かな。。。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 14:00| 流通