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2003年08月04日

【物流】JR貨物、10月のダイヤ改正で時間短縮・翌日配送を拡大する

JR貨物は先月30日、10月1日に実施するダイヤ改正の概要を明らかにした。

時間短縮を前面に押し出すものとして、・コンテナ列車のスピード化、・E&S方式(用語説明有り)の拡張を挙げた。
札幌〜福岡の主要都市をつなぐ運行については、さらなる時間短縮を狙う。
例えば、札幌〜東京(隅田川駅)では、16時間56分(30分の短縮)し17時間を切る。
東京〜福岡では、21時間42分(2時間の短縮)となる。
また、E&S方式の拡張や中継輸送ルートの見直しにより、翌日配送体制を構築していく。
例えば、兵庫県西部(姫路貨物駅)〜北関東(宇都宮貨物ターミナル駅)では、10時間程度の時間短縮を図り、翌日配送を可能にする。

この他、海上コンテナと鉄道貨物のネットワーク強化として、トップリフター(大型荷役機械)
の増設により、30フィート級の大型コンテナの取り扱いができる駅を増やす。
今年度内にも、7駅に追加し全国46駅での取り扱いを可能にする。

JR貨物では、スピードリミッター装着義務や、ディーゼル車規制への対応などによる鉄道輸送への注目に対し、輸送品質の向上で競争力アップを図りたいとしている。


【E&S方式】
E&S(=Effective&Speedy Container Handling
System)方式。
コンテナを本線上の列車から積み卸しすること。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:27| 物流事業者